報道発表

前原外務大臣とウズムジュ化学兵器禁止機関(OPCW)事務局長との会談

平成22年12月17日
(写真)前原外務大臣とウズムジュ化学兵器禁止機関(OPCW)事務局長 (写真)前原外務大臣とウズムジュ化学兵器禁止機関(OPCW)事務局長




本17日(金曜日),午後4時10分から約30分間,前原誠司外務大臣は,外務省賓客として訪日中のアフメット・ウズムジュ(Mr. Ahmet ÜZÜMCÜ)化学兵器禁止機関事務局長(Director-General, Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons(OPCW))と会談を行いました。

  1. 前原大臣より,ウズムジュOPCW事務局長の来訪を歓迎し,我が国とOPCWが培ってきた協力関係を更に発展させていきたいと述べたのに対し,ウズムジュ事務局長より,これまでの我が国の大量破壊兵器の廃絶に対する強いコミットメントを評価し,OPCWの任務に対する強固な支援に感謝するともに,引き続き協力していきたいとの発言がありました。
  2. 更に,前原大臣とウズムジュ事務局長は,化学兵器廃絶のためにOPCWが果たしている役割と我が国の貢献,今後の不拡散分野におけるOPCWの役割の強化等について意見交換を行うとともに,OPCWが直面する様々な課題について我が国とOPCWが緊密に連携し,取り組んでいくことを確認しました。

【参考】 化学兵器禁止機関(OPCW)
1997年4月に発効した化学兵器禁止条約に基づき設立された国際機関。本部はオランダのハーグ市。世界的な化学兵器の全面禁止及び不拡散のため,現存する化学兵器及びその生産施設の廃棄の進捗を査察等を通じてモニターしているほか,民生用化学物質が化学兵器に転用されることを防ぐための産業査察等を実施している。また,各種セミナーや訓練コースも実施している。

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