報道発表

「アジア諸国における核セキュリティ強化に関する国際会議」の開催

平成22年1月19日
  1. 1月21日(木曜日)及び22日(金曜日)の両日、外務省は、国際原子力機関(IAEA)との共催で、「アジア諸国における核セキュリティ強化に関する国際会議」を、東京(ホテルニューオータニ)において開催します。
  2. この会議には、アジア諸国の17カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムのASEAN10カ国、日本、韓国、中国、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)の政府関係者が出席するほか、豪州、米国の専門家がプレゼンテーターとして出席する予定です。会議では、核物質管理センターの内藤専務理事が議長を務めます。開会式では、福山哲郎外務副大臣が開会の挨拶を行う予定です。
  3. 外務省は、2006年に、同じテーマの国際会議をIAEAとの共催により開催しており、2006年の会議では、数年後を目途にフォローアップ会議の開催が提案されたことを受け、今回の会議を開催するものです。今回の会議では、参加各国が前回会議以降にとった核セキュリティ強化のための措置についてレビューを行い、今後更なる取組が必要な分野等について議論や意見交換が行われる予定です。
  4. なお、この会議の終了後(22日(金曜日)午後4時頃を予定)、ホテルニューオータニ「シリウス」(会議会場)において、報道関係者及び非政府組織(NGO)の方を対象に、会議の概要に関するブリーフィングを実施する予定です。

(参考) 「核セキュリティ(nuclear security)」は、国際原子力機関(IAEA)などにおいて議論されている概念であり、IAEAでは「盗取、妨害破壊行為、不法アクセス、不法移転その他の悪意を持った行為であって、核物質その他の放射性物質又はそれらの関連施設を巻き込むものに対する予防、検知及び対応」と定義されています。すなわち、「核セキュリティ」はいわゆる核テロ対策等を指すものです。

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