国際刑事裁判所(ICC)裁判官補欠選挙への尾﨑久仁子(おざきくにこ)政策研究大学院大学教授・外務省参与の候補者指名
平成21年7月17日
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- 本17日(金曜日)の閣議において、中曽根弘文外務大臣より、本年11月に行われるICC裁判官補欠選挙の候補者として、我が国の人権・人道問題の第一人者である尾﨑久仁子(くにこ)政策研究大学院大学教授・外務省参与を指名する旨の説明を行いました。
- ICCは、集団殺害(ジェノサイド)犯罪や人道に対する犯罪等の「国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪」を犯した個人を国際法に基づき訴追・処罰するために2002年に発足した史上初の常設の国際刑事法廷であり、我が国は、2007年にICCの正式な加盟国となりました。我が国は、裁判官をはじめとする日本人職員をできるだけ多く輩出し、人的貢献も通じてICCの活動を積極的に支持していく考えです。
- 今次補欠選挙は、日本人初のICC裁判官となった齋賀富美子裁判官の急逝等を受けて実施されるものです。我が国出身者がICC裁判官に継続的に選出されることにより、国際刑事法・人道法の発展に対する我が国の主体的な取組を目に見える形で強力にアピールでき、我が国が重視する国際社会における「法の支配」の推進にも寄与するものと考えています。