
カナダにおける対日世論調査
平成21年5月27日
外務省は、現地民間調査会社に委託して、平成21年3月12日(木曜日)から19日(木曜日)迄、カナダにおける対日世論調査を行いました。結果概要は以下のとおりです。
- 日本との関係については、カナダにおいて77%が日本を友邦として信頼できると肯定的に回答し、日本は価値観を共有する国としてアジアで最も高い評価を得ました。一方、日本人とカナダ人は良く理解し合っているかという質問に関しては、良く理解し合っていない(51%)が、良く理解し合っている(41%)を上回り、日本に対して良好なイメージは定着しているものの、日本についての知識が不足していることが示されました。
- カナダにとってアジアにおける重要なパートナーはどの国かとの質問については、中国(55%)、日本(20%)、インド(6%)の順で評価されました。今後より重要なパートナーとなるのはどの国かという質問については、1位米国(42%)、2位中国(19%)、3位インド(17%)の順で評価され、日本は世界全体で7位(2%)でした。
- 日本に関するイメージについては、回答の多い順に1位「技術力が高い国」(97%)、2位「豊かな伝統と文化を持つ国」(96%)、3位「経済的に進んでいる国」(90%)となり、技術立国、豊かな伝統と文化を持つ先進国といったイメージが強いことが示されました。日本人に対しては、「伝統を重んじる」、「勤勉である」、「能率的である」、「礼儀正しい」等のイメージが上位を占めました。
- 日本の国際的役割については、54%がその経済力に相応しい役割を果たしてきていると回答しました(特に科学技術及び世界経済の分野への貢献が理由でした)。
- 日本は国連安全保障理事会常任理事国入りすべきかとの質問については、73%が肯定的な回答をしました。
(参考)18歳以上のカナダ国民約1,500人を対象にオンライン方式で実施。なお、カナダにおいては、外務省の委託により対日世論調査を過去7回(1973年、1976年、1980年、1985年、1988年、1994年及び1999年)実施している。
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