11月24日(火曜日)からモスクワにおいて開催されていた「日ソ地先沖合漁業協定」(日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定)に基づく日ロ漁業委員会第26回会議が、12月4日(金曜日)に妥結しました。協議結果の概要は以下のとおりです。
この会議には、我が国から政府代表である本村裕三水産庁資源管理部長をはじめ、外務省、水産庁、北海道庁及び関係団体の関係者が、ロシア側から代表団副代表であるリソーヴァヌィ(Mr.V.RISOVANYY)連邦漁業庁副長官をはじめ、外務省、連邦漁業庁、連邦保安庁国境警備局他より関係者が、それぞれ出席しました。
会議では、2010年の日露双方の200海里水域における相手国漁船の操業条件等について協議しました。協議の結果、日露双方で一致した操業条件等は以下のとおりです。
(1)相互入漁
(イ)総漁獲割当量 51,945トン(前年51,953トン)
(ロ)主な魚種別の漁獲割当量
さんま 35,500トン(前年35,500トン)
いか 9,187トン(前年9,645トン)
すけとうだら 4,752トン(前年4,752トン)
まだら 537トン(前年537トン)
(ハ)総隻数 546隻 (前年546隻)
(2)有償入漁
(イ)総漁獲割当量 5,064トン(前年5,210トン)
(ロ)見返り金 2億722万円(前年2億1,300万円)
(ハ)総隻数 45隻 (前年45隻)
(3)協力費 総額 3億7,413万円(前年総額3億7,413万円)
(1)相互入漁
(イ)総漁獲割当量 51,945トン(前年51,953トン)
(ロ)主な魚種別の割当量
いとひきだら 27,800トン(前年 27,800トン)
さんま 12,453トン(前年 11,953トン)
いわし・さば 11,692トン(前年 12,200トン)
(ハ)総隻数 101隻 (前年101隻)