
ベトナムにおける台風被害に対する緊急援助
平成21年10月3日
- 我が国政府は、ベトナム中部において、台風16号(現地での呼称:台風9号(Ketsana))による大規模な被害が発生したことを受け、同国政府の要請に基づき、人道的支援の観点及び我が国とベトナムとの友好関係にかんがみ、総額約2,000万円を上限とする緊急援助物資(テント、毛布等)を同国政府に供与することを決定しました。
- 本決定に先立ち、10月1日、岡田克也外務大臣は、訪日中のヴー・フイ・ホアン(Vu Huy Hoang)ベトナム商工大臣に対し、今般の被害に対するお悔やみと、早期の被災者救済、被災地域の復旧への祈念を伝えました。
(参考1)ベトナムにおける台風16号による被災状況
9月29日、フィリピンを通過した台風16号は、ベトナム中部に上陸、暴風雨による洪水等、大規模な被害をもたらした。
10月1日21時時点の被害状況は以下の通り(ベトナム洪水台風対策中央委員会発表)。
- 死者99名、行方不明者14名、負傷者252名
- 倒壊家屋:1万7,302戸
- 浸水家屋:16万9,180戸
- 被害総額:約10兆5千億ドン(約5億8千万ドル)
(参考2)岡田外務大臣からホアン商工大臣へのお見舞いメッセージ
10月1日、東京で開催された日越経済連携協定発効に伴う第1回合同委員会において、冒頭、岡田外務大臣よりホアン商工大臣に対し、「今般の台風による貴国の被害に対し、謹んでお悔やみ申し上げる、被災者の救済と被災地域の復旧が一刻も早く行われることを心から祈念申し上げる」旨述べた。
- 南部アジア部 南東アジア第一課
- 国際協力局 緊急・人道支援