(参考)
(1)宇宙空間、大気圏内、水中、地下を含むあらゆる空間における核兵器の実験的爆発および他の核爆発を禁止する国際条約。
(2)1996年9月、国連総会において採択、署名開放されるも未発効(条約発効には特定の44か国(発効要件国)全ての批准が必要)。我が国は、1997年7月批准。現在署名国177、批准国138(2007年2月現在)。発効要件国44か国のうち41か国が署名、34か国が批准。批准していない10か国の発効要件国のうち、中国、コロンビア、エジプト、インドネシア、イラン、イスラエル、米国の7か国は署名済み。北朝鮮、インド、パキスタンの3か国は未署名。
CTBTは条約が発効した際には検証等を行う国際機関であるCTBT機関(CTBTO)が設立されることとなっているが、それまでに検証制度を立ち上げることを規定しており(第4条1)、1996年11月、CTBT署名国会議(於ニューヨーク)において採択された設立決議によりCTBT機関準備委員会が設立された。CTBT機関準備委員会は、国際監視制度(IMS)施設の建設・整備、国際データセンター(IDC)設置、現地査察(OSI)実施の準備等CTBT検証体制の整備等を行っている。IMS施設については、現在、2007年を目途に89か国337か所の監視施設を建設・整備すべく所要の活動が行われている。
(1)地震学的監視観測所主要観測所:松代
(2)地震学的監視観測所補助観測所:大分、国頭、八丈島、上川朝日、父島
(3)微気圧振動監視観測所:夷隅
(4)放射性核種監視観測所:沖縄、高崎
(5)放射性核種のための実験施設:東海