報道発表

ブカレスト大学に対する草の根文化無償資金協力について

平成19年1月10日
(写真)麻生外務大臣 (写真)麻生外務大臣

  1. 我が国政府は、ブカレスト大学に対して、日本語学習にかかる視聴覚機材(語学学習用機器等)及び日本文化教育にかかる畳の整備に必要となる総額約6万5千ユーロ(約890万円)の草の根文化無償資金協力を実施することを決定し、1月10日(水曜日)、ブカレスト大学において、ルーマニア訪問中の麻生外務大臣の立ち会いの下、津嶋駐ルーマニア大使とヨアン・プンザル、ブカレスト大学学長(Dr.Ioan Panzaru,Rector of University of Bucharest)との間で贈与契約の署名式が行われた。
  2. ブカレスト大学は、1864年に創設され、1974年より日本語の授業を開始したルーマニアにおける日本語教育の草分け的存在であり、日本語・日本研究関連分野ではルーマニア国内で最高水準の教育・研究を行っている。また、ルーマニアにおいて日本研究修士課程を有している唯一の高等教育機関でもある。
     ブカレスト大学は、これまでも、現地日本大使館と協力・提携し、日本語弁論大会や日本語能力試験、日本語教育や日本語学に係るシンポジウム等を開催するなど、ルーマニアにおける日本語教育・日本研究はもとより、我が国との文化学術交流の拠点として活発に活動を行ってきている。
  3. 今回の支援は、ルーマニアにおける日本語教育・日本研究の中心的役割を担いながらも、LL機材が著しく老朽化しているなど設備面では大きく立ち後れているブカレスト大学外国語学部に対して、日本語学習にかかる視聴覚機材(語学学習用機器等)及び日本文化に関する教育や文化紹介行事に使用する畳を贈与することを目的としたものである。本件により、同大学のみならずルーマニア全体の日本語教育及び日本研究の水準が向上し、同国国民の日本や日本文化に対する関心や理解が更に高まることが期待される。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る