
モルドバ共和国に対する債務救済措置(債務繰延方式)について
平成18年11月17日
- 2006年5月の主要債権国会合(パリクラブ)におけるモルドバ共和国に対する債務救済の実施に関する合意を踏まえ、我が国政府は、モルドバ共和国政府に対する債務救済措置(債務繰延方式)に関し、同国政府との間で交渉を行ってきた結果、このほど債務救済に係る条件の細目につき合意したので、このための書簡の交換が11月17日(金曜日)、キシニョフにおいてわが方馬渕睦夫駐モルドバ共和国大使と先方ミハイル・ポップ財務大臣(Mihail POP, Minister of Finance)との間で行われた。
- 今回の債務救済措置(債務繰延方式)の内容
(1)対象となる債務
国際協力銀行に対する債務のうち一定のもの
(2)対象となる債務の総額
国際協力銀行関係債務 約18億2,026万円
(3)支払方法
2013年3月1日に始まる20回の半年賦払
(4)繰延金利
適用可能なロンドン銀行間取引金利(六箇月の貸し出しに適用される金利) に年0.5%を加えたもの
- なお、我が国のモルドバ共和国に対する債務救済措置の実施は、今回が初めてである。
(参考)モルドバ共和国
首都:キシニョフ
位置:西側をルーマニア、北側、東側をウクライナと接する。
面積:約3万4000平方キロメートル(関東と同程度)
人口:約420万人(四国と同程度)
一人あたり国民所得:880ドル(2005年世界銀行発表)