報道発表

キューバのハバナ市歴史事務所に対する一般文化無償資金協力について

平成18年8月15日
  1. 我が国政府は、キューバ共和国政府に対し、「ハバナ市歴史事務所プラネタリウム機材整備計画(the Project for the Improvement of Planetarium Equipment of the Office of the Historian of the City of Habana / el proyecto para el mejoramiento de equipos planetarios de la Oficina de Historiador de la Ciudad de la Habana)」の実施に資することを目的として、総額5,000万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月15日(火曜日)(現地時間8月14日(月曜日))、ハバナにおいて、我が方岩田達明駐キューバ共和国特命全権大使と先方マルタ・ロマス外国投資経済協力大臣(Ms. Marta LOMAS, Minister for Foreign Investment and Economic Cooperation)との間で行われた。
  2. キューバでは冷戦期より旧ソ連の支援を受ける形で一般国民の天文学を含む科学技術の知識水準の向上に努めているが、旧ソ連崩壊後はそれが困難となっている。このため、ハバナ市の旧市街を管轄するハバナ市歴史事務所が科学技術環境省の協力を得て、旧市街に科学技術文化センターを設立し、一般国民の天文学への関心・知識を向上させるべくプラネタリウムを設置する計画を有している。しかしながら、同国の厳しい財政状況のため、プラネタリウム機材の購入が困難な状況にある。
     このような状況の下、キューバ政府は、ハバナ市歴史事務所がプラネタリウム機材を購入するために必要な資金につき、我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。
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