報道発表

日・デンマーク外相電話会談

平成18年7月11日

 7月11日22時00分頃より約10分間、麻生外務大臣はムラー・デンマーク外務大臣との間で電話外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。デンマークは北朝鮮のミサイル発射問題に関する安保理決議案の共同提案国。

1.麻生大臣より、以下を説明の上、我が国の考えに対するデンマークの支持と協力を求めた。

(1)北朝鮮のミサイル発射問題に関する安保理決議案に関し、昨日のライス米国務長官との真剣な協議の結果、北朝鮮に対する中国の外交的努力を見守るべく、暫時、決議案の採択を求めないこととした。

(2)他方、我が国として迅速かつ力強いメッセージを発出すべしとの考えにはいささかの変更もなく、右外交的努力が不調な場合には、直ちに当初の決議案採択プロセスを再開する考えである。

2.これに対し、ムラー外務大臣より次のとおり述べた。

(1)デンマークは、日本が置かれている状況を理解しており、安保理決議案の共同提案国となった。

(2)中国の外交努力の結果を見守るとともに、引き続き迅速かつ力強いメッセージを発出すべきとの立場を支持する、今後とも貴国と緊密に連携していきたい。

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