報道発表

日・スロバキア外相電話会談

平成18年7月11日

 7月11日17時50分頃より約10分間、麻生外務大臣はクビーシュ・スロバキア外務大臣との間で電話外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。スロバキアは北朝鮮のミサイル発射問題に関する安保理決議案の共同提案国。

 麻生大臣より、以下を説明の上、我が国の考えに対するスロバキアの支持と協力を求めた。

(1)北朝鮮のミサイル発射問題に関する安保理決議案に関し、昨日のライス米国務長官との真剣な協議の結果、北朝鮮に対する中国の外交的努力を見守るべく、暫時、決議案の採択を求めないこととした。

(2)他方、我が国として迅速かつ力強いメッセージを発出すべしとの考えにはいささかの変更もなく、右外交的努力が不調な場合には、直ちに当初の決議案採択プロセスを再開する考えである。

 これに対し、クビーシュ外務大臣より次のとおり述べた。

(1)スロバキアは安保理決議案の共同提案国として日本の立場を全面的に理解・支持しており、安保理メンバーが一致して迅速かつ強力なメッセージを発出する必要がある。

(2)中国の外交努力の結果を見守るとともに、引き続き迅速かつ力強いメッセージを発出すべきとの立場を支持する、今回の連絡をふまえ、駐国連スロバキア大使に対し、貴国の代表団と緊密に連携するよう改めて指示するする旨述べた。

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