報道発表

日伊電話外相会談

平成18年7月7日

 7日22時20分頃より約10分間、麻生外務大臣はダレーマ・イタリア副首相兼外務大臣との間で電話外相会談を行ったところ、概要以下のとおり。

  1. 麻生大臣より、今般の北朝鮮による弾道ミサイルの発射は極めて憂慮すべきもので、北朝鮮に厳重に抗議するとともに、北朝鮮当局者の入国禁止、万景峰号の入港禁止等の制裁措置をとった旨説明した。また、来るG8サミットにおいて、北朝鮮に対して断固たるメッセージを発出する必要があるとして、イタリアの協力を求めた。
  2. これに対し、ダレーマ外相から、EUが5日付議長国声明で北朝鮮の挑発的行為を強く非難し、効果的な対応について他国と協議する意向を表明していること、現在、国連安保理の場で決議案について議論されていることを十分認識しており、安保理が本件問題に関し、明確な非難のメッセージを発出することを期待する旨述べた。また、ダレーマ外相は、G8サミットにおいても、G8が一致して北朝鮮に対して明確な立場をとることが重要と考えており、イタリアとしても本件問題の解決に貢献できることを希望している旨述べた。
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