報道発表

麻生外務大臣と安保理非常任理事国8ヶ国の駐日大使等との会談

平成18年7月7日

 麻生外務大臣は、7日(金曜日)16時45分より約15分間、北朝鮮のミサイル発射問題について安保理非常任理事国8ヶ国の駐日大使等と会談したところ、概要以下のとおり。

  1. 冒頭、麻生外務大臣より、安保理メンバー8ヶ国が、国際社会の様々な課題の対処に対し、日本との間で緊密な協力を行っていることに感謝の辞を述べた上で、北朝鮮は我が国を含む関係各国による事前の警告にもかかわらず、7回ものミサイルを発射し、更なるミサイルの発射も辞さないとの立場を取っており、こうした北朝鮮の姿勢は、我が国の安全保障や国際社会の平和と安定、更には大量破壊兵器の拡散防止の観点から重大な懸念である旨述べた。
  2. その上で、麻生外務大臣より、非常任理事国との団結を維持し、可能なかぎり速やかに安保理において決議案を採択したいと考えているとして各国の支持を要請し、日本の働きかけを各国の本国及び国連代表部に至急伝達するよう要請した。
  3. これに対し、各国より、本日の働きかけについては直ちに本国及び国連代表部に伝達することを確約する等の発言があった。

(参考)安保理非常任理事国(日本を除く)

 タンザニア、アルゼンチン、デンマーク、ギリシャ、カタール、コンゴ共和国、ガーナ、ペルー、スロバキア。会談には、このうち、在京大使館を有さないコンゴ共和国(在京大使を兼ねる中国大使に申し入れを行う予定)以外の8ヶ国の駐日大使等が出席した。

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