
尾身茂(おみ・しげる)世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局長の次期WHO事務局長選挙への擁立について
平成18年6月5日
- 日本政府は、5月22日(月曜日)に急逝されたリー・ジョンウォックWHO事務局長の後任を選出する選挙が11月に行われることとなったことに伴い、尾身WHO西太平洋地域事務局長を候補者として推薦することを決定した。
- 新型インフルエンザなどの感染症への国際的な対応の強化が求められているこの重要な時期、次期WHO事務局長には、適切にWHOの舵取りをしていくことができる、実力のある人が選任されることが期待されている。
- 尾身氏は、現在、アジア地域における感染症対策等の陣頭指揮を執る立場にある。また、東アジアを含む西太平洋地域からポリオを撲滅する上で発揮した指導力や、2003年のSARS勃発の際の迅速・機敏な対応により、西太平洋地域を超えて、国際保健分野の第一人者として極めて高い評価を得ている。尾身氏は人格円満であり、マネージメント能力にも長け、次期WHO事務局長として相応しい。
(参考)
次期WHO事務局長選出の手続・スケジュール
日付 |
日程 |
6月1日 |
選挙公示、各国より候補者提案 |
9月5日 |
立候補締め切り |
11月6-8日 |
特別WHO執行理事会(次期事務局長の指名) |
11月9日 |
特別世界保健総会(次期事務局長の任命) |