(参考)
(1)本件スポーツ交流支援事業は、主として日本発祥のスポーツを通じた対日理解の促進および親日家の育成を目的とし、平成14年度より開始。
(2)平成16年度は、7月25日~8月7日に、イラクから柔道選手およびコーチの計2名を招聘し、アテネ五輪出場に向けた講道館での強化トレーニングおよび山下泰裕 財団法人全日本柔道連盟理事(ロサンゼルス五輪金メダリスト)との合同記者会見を行ったほか、小泉総理等の要人を表敬。
また、8月31日~9月15日に、イラクから柔道および陸上競技の選手・コーチの計8名を招聘し、アラブ大会出場に向けた講道館や筑波大での強化トレーニングを実施。
上記被招聘者のうち、アテネ五輪に出場したラーゼム選手は初戦敗退したものの、入場行進の際に旗手を務めた。また、アラブ大会に出場した柔道のハサン選手は銅メダルを獲得。
(3)平成17年度は、18年1月7日~20日に、中東4ヵ国(イラク、アフガニスタン、シリア、リビア)より柔道選手、コーチなど計12名を招聘。一行は、嘉納治五郎杯国際柔道大会及び国際合宿に参加したほか、山下理事と懇談した。イラクのムスタファー・サーディク・ジャーシム選手(当時15歳)は、各国強豪が参加する同大会の初戦に勝利するという快挙を成し遂げた。