報道発表

第12回日中文化交流政府間協議の開催について

平成18年5月23日
  1. 第12回日中文化交流政府間協議は、5月23日(火曜日)、東京(外務省)において開催された。この協議は、1979年に発効した両国政府間の文化交流促進のための協定に基づき開催されたものである。
  2. この協議には、わが国から岡田眞樹外務省広報文化交流部長をはじめ、外務省、文部科学省、文化庁および国際交流基金の関係者が、中国側から丁偉(Ding Wei、ティン・ウェイ)文化部部長助理をはじめ、文化部、社会科学院、科学院および在京中華人民共和国大使館関係者等がそれぞれ出席した。
  3. 双方は、両国それぞれの文化交流政策、両国間の文化交流の評価及び今後の文化交流の一層の促進と協力の方策等につき協議した。また、双方は未来を見据え、日中を含む第三国との協力のあり方について協議した。
  4. 2006年及び2007年の「日中交流年」において、今年11月に中国側が「日本における中国年」文化行事として実施する中国文化祭を日本側は歓迎することを表明した。更に、日本側は来年、日中国交正常化35周年を記念する「日中文化・スポーツ交流年」の実施を中国で予定しており、双方向で行う交流事業につき、協力していくことを確認した。
  5. 双方は、日中間の青少年交流強化の必要性について、認識を共有し、中国の高校生の招へい事業を柱とする「日中21世紀交流事業」をはじめとする青少年交流の強化に向けて協力・連携することを確認した。
  6. 双方は、テレビがお互いの等身大のすがたを理解する上で大変重要であることに留意し、テレビ番組交流の推進の方途を検討するワーキンググループを設立することで意見の一致をみた。
  7. 中国側は東京において中国文化センターを設立する意図を表明し、日本側はこれを歓迎する旨の覚書に双方は署名し、今後具体的に詰めていくことで意見の一致をみた。
  8. 次回会合の具体的日程は外交ルートで調整することに合意した。
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