
スロバキア共和国のスロバキア国立室内管弦楽団に対する一般文化無償資金協力について
平成18年2月3日
- わが国政府は、スロバキア共和国政府に対し、「スロバキア国立室内管弦楽団楽器・音響・照明機材整備計画(the Project for the Improvement of Musical Instruments and Sound and Lighting Equipment of the Slovak Sinfonietta of Zilina)」の実施に資することを目的として、4,610万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が2月3日(金曜日)、ブラチスラバにおいて、わが方鷲頭誠駐スロバキア共和国大使と先方エドゥアルト・クカン外務大臣(H. E. Mr. Eduard Kukan, Minister of Foreign Affairs)の間で行われた。
- 被供与機関であるスロバキア国立ジリナ室内管弦楽団は、国際的にも高い評価の演奏レベルを誇り、同国の音楽振興につき中心的な役割を果たしている。また本楽団は設立当初より日本人音楽家との交流を盛んに展開してきており、両国の音楽を通じた友好促進の象徴的存在となっている。
しかしながら、本楽団の拠点であるファトラ劇場では、音響・照明機材は質量共に乏しく、また、本楽団の所有楽器は老朽化が著しいため、本楽団が行う演奏活動に大きな支障を来しており、その機材の整備が急務となっている。このような状況の下、スロバキア共和国政府は、スロバキア国立室内管弦楽団が楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し、一般文化無償資金協力を要請してきたものである。