リトアニア共和国のリトアニア国立交響楽団に対する一般文化無償資金協力について
平成18年1月12日
- わが国政府は、リトアニア共和国政府に対し、「リトアニア国立交響楽団楽器整備計画（the Project for the Improvement of Music Instruments of the Lithuanian State Symphony Orchestra）」の実施に資することを目的として、4,380万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が1月12日（木曜日）（現地時間11日（水曜日））、ビリニュスにおいて、わが方小川郷太郎駐リトアニア共和国大使と先方アンタナス・ヴァリョニス外務大臣（H.E. Mr. Antanas Valionis, Minister of Foreign Affairs）の間で行われた。
- リトアニア国立交響楽団は、年間50回もの公演を行う同国随一の交響楽団であり、同楽団の奏者の演奏レベルは国際的にも認められている。他方、1988年の楽団設立以来一度も楽器の更新のための予算措置を受けておらず、音の劣化が見られる楽器の更新および同楽団のレパートリーに必須な楽器の調達は喫緊の課題となっている。
このような状況の下、リトアニア共和国政府は、リトアニア国立交響楽団が楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し、一般文化無償資金協力を要請してきたものである。