モロッコの王立図書館に対する一般文化無償資金協力について
平成17年11月29日
- わが国政府は、モロッコ王国政府に対し、モロッコ王国王立図書館が音響・照明・視聴覚機材を購入するため（the Project for the Improvement of Sound,Lighting and Audio-Visual Equipment of the National Library of the Kingdom of Morocco/ le projet pour l'approvisionnement des equipements de sonorisation, eclairage et audio-visuel de la Bibliotheque Nationale du Royaume du Maroc）、4,610万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が11月29日（火曜日）、東京において、わが方金田勝年外務副大臣と先方ファタル・ワラル財政民営化大臣（Mr.Fathallah Oualaou, Minister of Finance and Privatization）との間で行われた。
- モロッコ王国王立図書館は、1926年に設立され、モロッコで有数の蔵書を誇る図書館として同国における文化財保存、文化・教育振興のための重要な役割を担っている。
同図書館では、年々増大する利用者からの要望に応えるため、モハメッド6世の指揮下、新王立図書館を建設する計画に着手し同国における文化・高等教育の更なる振興に努めているが、同国の厳しい財政状況のため、同図書館で使用する音響・照明・視聴覚機材の購入が困難な状況にある。
このような状況の下、モロッコ政府は、モロッコ王国王立図書館が音響・照明・視聴覚機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。