報道発表

人間の安全保障基金によるアフガニスタンにおける学校インフラ改善のための支援について

平成17年10月31日
  1. わが国政府および国連は、10月31日(月曜日)、国連世界食糧計画(WFP)がアフガニスタンにおいて実施する「アフガニスタンにおける学校インフラ改善のための職業訓練とフード・フォー・ワークを通じた地域社会の能力強化に対する支援」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、272万5,390ドル(約2億9,434万円)の支援を行うことを決定した。
  2. このプロジェクトは、学校の教室、事務所、水、衛生設備および教員宿舎の再建活動にカンダハル、ナンガハルおよびファルヤブの各県のコミュニティを参画させることにより、品質の保証された小学校教育が十分提供するものである。また、このプロジェクトによって再建された学校施設は各地の学校管理委員会により管理されるとともに、各管理委員会は地域住民に対して建築技術やビジネス運営の訓練も実施する。
  3. このプロジェクトの実施により、アフガニスタンにおける子供の初等教育へのアクセスが改善されるとともに、同国の復興にも寄与することが期待される。

(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国の主導により国連に設置された信託基金であり、現在までに総額約290億円(約2億6,000万ドル)を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取り組む国連関係国際機関の130件以上のプロジェクトを支援してきている。

  • 国際社会協力部 政策課
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