報道発表

人間の安全保障基金によるIRINラジオ事業に対する支援について

平成17年10月20日
  1. わが国政府および国連は、10月20日(木曜日)、国連人道問題調整事務所(OCHA)がアフリカの14ヶ国において実施する「統合地域情報ネットワーク(IRIN)の実施するラジオを通じた情報普及プロジェクト」に対し、人間の安全保障基金を通じ、149万9,926ドル(約1億6499万円)の支援を行うことを決定した。
  2. このプロジェクトはコートジボワール、リベリア、シエラレオネ、ギニアビサウ、ギニア、ソマリア、ブルンジ、タンザニア(ブルンジ人難民キャンプ)、ウガンダ(スーダン人難民キャンプ)、スーダン、ケニア(ソマリア人難民キャンプ)、アンゴラ、ナミビア、サントメ・プリンシペで実施され、紛争、慢性的貧困、政治不安、HIV/AIDS、環境汚染等に晒されている、難民、国内避難民等の人々に対して、ラジオを通じた生活・生存に必要な情報を提供するとともに、ラジオ番組の制作およびジャーナリストの養成などの活動を支援するものである。
  3. このプロジェクトの実施により、様々な脅威に晒されている対象国の人々に必要な情報が正確且つ適時に提供されるとともに、人々の尊厳が守られていくことが期待される。

(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国の主導により国連に設置された信託基金であり、現在までに総額約290億円(約2.6億ドル)を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取り組む国連関係国際機関の130件以上のプロジェクトを支援してきている。

  • 国際社会協力部 政策課
このページのトップへ戻る
目次へ戻る