町村外務大臣へのベトナム文化交流使節団報告
平成17年7月13日
- 本13日、町村外務大臣は、小倉和夫国際交流基金理事長を団長とするベトナム文化交流使節団より5月8日より12日まで実施された同使節団のベトナム訪問に関する報告を受けた。報告会には使節団より江戸京子（アリオン音楽財団理事長）、川島慶雄（千里金蘭大学学長）、コシノジュンコ（デザイナー）、白石昌也（早稲田大学教授）、平松礼二（日本画家）、松谷孝征（日本動画協会理事長）の各氏が同席した。
（注）当該使節団は昨年10月の日越首脳会談での合意に基づき派遣されたもの。
- 大臣に提出された報告書の骨子は次の通り。
「日越文化交流計画（仮称）｣として、日越両国政府および関係団体、関係者が協力して実施することを提案。
（1） 総括的提言
（イ）日本文化センターの開設
（ロ）日越文化交流委員会の設置（両国官民合同のハイレベルな横断的委員会）
（ハ）大規模な文化祭の実施（市民レベルの相互理解の促進）
（2）分野別提言
（イ）日本語教育（ベトナム人教師の育成等）
（ロ）日本研究（日本研究者の育成等）
（ハ）芸術交流（専門家・情報交流の促進等）
（ニ）生活文化交流（市民レベルでの相互理解の促進）
（ホ）翻訳出版（直接翻訳、著作権処理等の出版支援の協力等）
（へ）文化財保存（タンロン遺跡保存、伝統芸能の保存振興等）
（ト）地域レベルの知的コミュニティー形成（知識人、若手リーダーの招聘等）