報道発表

人間の安全保障基金によるアフガニスタンにおける都市コミュニティ再建計画について

平成17年7月6日
  1. わが国政府および国連は、7月6日(水曜日)、国連人間居住計画(UN-HABITAT)がアフガニスタンにおいて実施する「アフガニスタンにおける都市コミュニティ再建計画」に対し、人間の安全保障基金を通じ、366万0,415ドル(約4億0,264万円)の支援を行うことを決定した。
  2. アフガニスタンにおいては、貧困対策に配慮した国家開発が本格的段階に入るとともに、麻薬対策や非合法武装手段の解体などの治安分野改革が引き続き重要課題となるが、これらの諸課題に対処する上でコミュニティ・レベルでの開発の重要性が認識されており、わが国としても、緒方イニシアティブといわれる地域総合開発支援の知見を生かしてアフガニスタンの努力を支援しているところである。
  3. このプロジェクトの実施により、住居等の修復だけでなく、紛争により失われたコミュニティ結束力の回復が期待される。またこのプロジェクトにより、約10万人の生活改善が見込まれる。

(参考)
人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国の主導により国連に設置された信託基金であり、現在までに総額約290億円(約2.6億ドル)を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取り組む国連関係国際機関の130件以上のプロジェクトを支援してきている。

  • 国際社会協力部 国連行政課
  • 国際社会協力部 政策課
このページのトップへ戻る
目次へ戻る