報道発表

ポーランド共和国のワルシャワ大学図書館に対する文化無償資金協力について

平成17年6月6日
  1. わが国政府は、ポーランド共和国政府に対し、ワルシャワ大学図書館に対する視聴覚機材の提供(the supply of audio-visual equipment to the Warsaw University Library)のため、4,510万円を限度とする額の文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が6月6日(月曜日)、ワルシャワにおいて、わが方小野正昭在ポーランド共和国大使と先方ボグスワフ・ザレスキ外務次官(Mr. Boguslaw Zaleski, Under-Secretary of State at the Ministry of Foreign Affairs)の間で行われた。
  2. ワルシャワ大学図書館は、1871年に王立ワルシャワ大学と同時に設立され、同国で3番目に多い260万点を超す蔵書を誇っている。1999年に新築ビルに移転し、多くの会議室や多目的ホールを有することになり、講演会、文化的催事、国際会議等に積極的に取り組んできているが、これを効果的に実施する視聴覚機材等をほとんど有しておらず、在ポーランド日本大使館と共催して行う文化的行事等にも支障を来していた。ワルシャワ大学図書館には、浮世絵や近世の日本に関する資料も所蔵されており、ワルシャワ大学の日本語学科との協力も緊密でワルシャワにおける日本の広報・文化の拠点の一つとなることが期待されている。
     このような状況の下、ポーランド政府は、ワルシャワ大学が同機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し、文化無償資金協力を要請してきたものである。
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