報道発表

エストニア共和国のタリン大学に対する文化無償資金協力について

平成17年5月26日
  1. わが国政府は、エストニア共和国政府に対し、タリン大学に対する日本語学習機材の提供(the supply of Japanese language learning equipment to the Tallinn University)のため、2,360万円を限度とする額の文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が5月26日(木曜日)、タリンにおいて、わが方近藤茂夫在エストニア共和国大使と先方ウルマス・パエット外務大臣(Mr. Urmas Paet, Minister for Foreign Affairs)の間で行われた。
  2. タリン大学は、エストニアの5国立大学中の一つであり、首都タリンで最大規模の大学として、同国の教育・研究分野で重要な位置を占めており、言語科学学部東洋学科では日本人講師指導の下、2000年より本格的日本語講座を開始している。また同大学は、2005年度中には、早稲田大学および学習院大学と学生・教員交流協定を締結し日本との人的交流も活発なエストニア人文大学他4つの教育・研究機関と統合する予定である。しかし、既存の語学教育用機材では質量ともに日本語を始めとする語学教育の円滑な運用に支障を来していることから、その教育レベル向上と日本語教育促進のためには、日本語学習機材等を整備する必要が生じている。この状況下、エストニア政府は、タリン大学が同機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対し、文化無償資金協力を要請してきたものである。
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