報道発表

人間の安全保障基金によるアンゴラにおける学校給食プロジェクトの実施について

平成17年5月18日
  1. わが国政府および国連は、5月18日(水曜日)、世界食糧計画(WFP)がアンゴラ共和国において実施する「ウアンボ及びカンザ・スール州における学校給食等を通じての初等教育支援計画」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、総額113万8,601ドル(約1億2,183万円)の支援を行うことを決定した。
  2. このプロジェクトは、内戦終結から3年が過ぎた今も貧困を背景に子供の就学率が低いアンゴラのウアンボ州およびカンザ・スール州の小学校で学校給食を実施することにより就学率の向上を図るとともに、授業の中でHIV/エイズ教育を実施することでHIV/エイズ予防をもあわせ図るものである。
  3. このプロジェクトの実施により、アンゴラにおける子供の就学率の向上が実現するとともに、内戦終結後の国造りが一層推進されることが期待される。

(参考)
 人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国の主導により国連に設置された信託基金であり、現在までに総額約290億円(約2.6億ドル)を拠出している。これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様な脅威に対して人間の安全保障の視点から取り組む国連関係国際機関の多くのプロジェクトを支援してきている。

  • 国際社会協力部 政策課
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