
第二回日中気候変動対話の実施について
平成17年4月26日
- 26日、北京において、日本及び中国両国政府関係者により、第二回日中気候変動対話が行われた。同対話には、わが方より小西正樹外務省参与(前地球環境問題担当大使)をヘッドとする外務省、経済産業省、環境省の課室長レベル担当者が、また、中国側より高風外交部条約局次長をヘッドとして外交部、国家発展改革委員会、科学技術省ほか関係部局の担当者が出席した。
- 本件対話では、日中両国における気候変動政策、技術及び技術移転、CDM(クリーン開発メカニズム)、適応(気候変動の悪影響に対する措置)、気候変動に対する更なる行動及びグレンイーグルズサミットについて広範囲かつオープンな意見交換が行われた。
- 日中双方は、気候変動は「共通だが差異ある責任」の原則に則りグローバルな参加を必要とする問題であることを再確認するとともに、気候変動対策に役立つ技術の重要性について意見を共有した。また、この関連でクリーン開発メカニズム(CDM)の役割強化に向け一層協力していくことで合意した。
- 日中双方は、今後も本件対話を継続していくこと及び気候変動に関する両国間協力を更に強化していくことを再確認した。
(参考)クリーン開発メカニズム(CDM)
開発途上国における排出削減事業または植林事業において生じた排出削減量または吸収量を当該事業に貢献した先進国等の事業参加者が「認証された排出削減量」として獲得できる仕組み。