記者会見

報道官会見記録(要旨)(平成24年4月)


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報道官会見記録(平成24年4月27日(金曜日)16時31分~ 於:本省会見室)

冒頭発言-第6回国際漫画賞の作品募集について

【横井外務報道官】本27日(金曜日)、 玄葉光一郎外務大臣を実行委員長とする第6回国際漫画賞実行委員会は、 第6回国際漫画賞の作品募集を開始しました。作品募集要項及び応募票は外務省等ホームページに掲載する予定です。募集期間は、 本日より本年6月15日(金曜日)までです。
 国際漫画賞は、海外で漫画文化の普及に貢献する漫画作家を顕彰することを目的として平成19年5月に創設された賞で、 以降毎年実施されており、本年についても第6回国際漫画賞実行委員会において、 第6回国際漫画賞の実施が正式に決定されました。
 応募作品のうち、 最優秀作品は「国際漫画賞最優秀賞」が、 またその他の優秀な3作品に「国際漫画賞優秀賞」がそれぞれ授与されます。審査結果は本年冬に発表し、 授賞式は来年の1月に開催する予定です。これらの受賞者は、(独)国際交流基金の招聘により授賞式に合わせて来日し、 日本の漫画家との意見交換、出版社等への訪問等を行う予定です。

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政務三役のゴールデンウィーク中の出張

【テレビ朝日 花村記者】ゴールデンウィーク中の大臣以外の政務の出張予定を教えてください。

【外務報道官】基本的に、個々の部分については具体的には把握しておりませんが、重要なところは今まさに国際情勢は目が離せない状況にあって、危機対応ということを非常に重視しなければいけないということです。少なくとも、大臣のご出張については先ほどの会見で「諸般の事情が許せば」ということで発表になっておりますけれども、副大臣についても、少なくともお一方が必ず東京にいるという体制を確保するということにしております。

【テレビ朝日 花村記者】出張される方の外務副大臣が韓国に行かれると思うのですが、それは北朝鮮情勢とか含めて関連しているのでしょうか。

【外務報道官】仮に韓国に行かれるとなれば、日本の外務省の政務三役の方が今この時点で韓国にいらっしゃるとなれば、おそらく当然のことながら、その点についても話題にのぼるというように私は思います。

【共同通信社 池田記者】ゴールデン・ウィークの態勢ですけれども、事務方の方は北朝鮮の情勢もありますけれども、どのような態勢を取るのか、例年のゴールデン・ウィークと違うのかも含めて伺えますでしょうか。

【外務報道官】これは、少なくとも一般論としまして、休みが続くときに危機対応について万全を期すというのは、おそらく外務省の任務として当然のことであろうかと思います。とりわけ、現状におきましては、御承知のような可能性も指摘されておりますので、少なくとも関連の職員、特に危機対応に関係のある職員については、危機対応がすぐに取れるようにというような指示が回っております。

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報道官会見記録(平成24年4月20日(金曜日)16時32分~ 於:本省会見室)

冒頭発言-中野外務大臣政務官の第13回国連貿易開発会議総会への出席について

【横井外務報道官】4月21日(土曜日)から23日(月曜日)まで、中野譲外務大臣政務官は、カタールで開催される第13回国連貿易開発会議(UNCTAD)総会に出席します。
 中野政務官は、22日(日曜日)、今次総会のテーマである「開発中心のグローバリゼーション:包摂的かつ持続可能な成長と開発」に関し、日本政府を代表し一般討論演説を行います。また、サイドイベントとして同時開催される世界投資フォーラムの閣僚円卓会議に出席し、我が国の投資政策についても発言を行う予定です。
 中野政務官は、この機会にカタール政府要人の他,総会参加国の政府代表等との二国間会談を行う予定です。

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世界ウィグル代表大会の開催

【人民日報 于記者】中国の新彊ウィグル族の海外にある組織は、世界ウィグル代表大会を来月の5月中旬頃、東京で第4回代表大会を開催する予定です。聞きたいのは2点あるのですが、ビザ発行はもう済んでいるのですか。2点目は、日本政府はそれを支持しているのですか。彼らの活動について支持しないですか。それをお願いします。

【外務報道官】来月、そのような会議があるという情報については、我々もこれを得ております。しかし関連の外国の方の出席等々、今、ビザのことについてご質問がありましたけれども、個別具体的にどういう方に対して、どういうビザを発給するかということについては、一般的にそのような情報は開示しておりません。重要なことは、日本は法治国家でございますので、関連の国際法並びに関連の国内法に従って厳正・適切に対応するということです。
 基本的に政府が、民間が行う会議について、政府が支持をするしないというような立場を取ることはございません。民間が独自におやりになることであります。

【中国中央テレビ 李記者】同じ世界ウィグル代表大会の件について聞きたいのですが、そういうビザの発給はメンバーにもうしましたか。

【外務報道官】それは今ほど申しあげた通りです。

【中国中央テレビ 李記者】日本の政府の立場として、どういう立場に立っているか、明確に言ってほしいのですけれども。

【外務報道官】それも全く同じ質問をいただいていると思いますが、基本的に日本の関連の法律、当然、関連の国際法に照らして全ての案件について日本政府が厳正に対応するということです。仮にそれが民間団体が主催される会議であるということであれば、それが法律に抵触しない限り、日本政府が特段の支持をするとかしないとか、そういう特段の立場を取ることはございませんし、基本的には民間の会議ということです。

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日本・メコン地域諸国首脳会議

【読売新聞 田村記者】明日、日メコン首脳会議と日ミャンマー、テイン・セイン大統領との会談がありますが、そのほかにもバイ会談がございますけれども、特にこの二つについてそれぞれ、重なる部分もあるかとは思いますが、時期的なものも含めて、開催される意義についてお答えいただければと思います。

【外務報道官】基本的に、この時期というのは前々から決まっていたことであります。昨年の日メコンの会議というのは、バリ島におけるASEAN関連の会議があった際に、前回の会議が開かれたと思いますけれども、その際にも明らかになったとおり、メコン河にかかわる関係国というのは、まさに南アジアに位置する非常に重要な国であります。加えて、今回の場合には、ミャンマーにおいて極めて大きな動きがあり、日本としても民主化の動き、それから国民和解に向けた動きというのは大いに歓迎しているところであります。そういうことも念頭に置きながら、この地域の持つ将来性に着目しながら、日本と当該地域との良好な関係、それから今後の開発問題について詳しく話し合うことが予想されます。
 とりわけミャンマーにつきましては、本日の午前中、テイン・セイン大統領が日本に到着されたと承知しております。メコン関係の会議に出席される他、野田総理との間では日ミャンマー首脳会談が行われます。そこでは、今後のミャンマーの国内の民主化、国内の和解等についての他、ミャンマーの今後の国造りについても具体的な意見交換が行われます。まさに日本とミャンマーとの関係を考える上で、非常に重要な会談になると思います。

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報道官会見記録(平成24年4月6日(金曜日)16時30分~ 於:本省会見室)

冒頭発言-アッバース・パレスチナ自治政府大統領の来日について

【横井外務報道官】4月12日(木曜日)から15日(日曜日)まで、マフムード・アッバース・パレスチナ自治政府大統領が実務訪問賓客として来日する予定です。滞在中、東日本大震災の被災地の視察や日・パレスチナ首脳会談等が行われる予定です。
 我が国としては、中東和平問題や我が国の対パレスチナ支援等について率直な意見交換を行い、日・パレスチナ間の友好関係が一層増進することを期待します。

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アッバース・パレスチナ自治政府大統領の来日

【NHK 吉岡記者】アッバース議長の件ですが、首脳会談を予定しているということで、もう少し具体的に、首脳会談でどういった成果を出したいかと、どういう狙いがあるかという点についてお願いします。

【外務報道官】中東和平問題については、もとより、非常に歴史のある難しい問題でございますけれども、我が国としても、長い間、中東和平問題に大きな関心を持ちつつ、また、パレスチナ支援についても長く関わり合ってきたところであります。
 今後、中東和平の進め方、それに加え、対パレスチナにおける民生の安定を目指して、我が国としていかなる協力ができるか等について、意見交換を行う予定です。

【NHK 吉岡記者】具体的に支援と言っても様々あろうかと思いますけれども、経済協力とか、どういったことを考えていらっしゃるのでしょうか。

【外務報道官】まだ、具体的な案件にまで踏み込むということは適当ではないと思いますけれども、一体、どういう方針に従ってやるか、これまで中東におきましては人造り、あるいは水、あるいは農業といったものについての協力を行ってきたところでありますので、そういったものを念頭に両国の間で意見交換を行うということです。

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米軍再編問題

【読売新聞 中山記者】米軍普天間飛行場の移設問題に関しまして、本日、参議員の予算委員長を務めていらっしゃる石井一さんら有志議員の方が、米軍の嘉手納基地へ暫定的に移設するべきであるという提言をまとめたのですが、近く政府にも申し入れるとのことですが、どのように評価し、どのように対応されるお考えでしょうか。

【外務報道官】先ほど、同様の意見をお持ちのジム・ウェッブ米上院議員が玄葉外務大臣を表敬されて、本件についてもそのやりとりがあったと外務報道発表しております。その中でも明らかにいたしましたとおり、玄葉大臣の方からは、普天間飛行場の固定化があってはならず、日米両政府で合意している現在の計画が引き続き唯一の有効な進め方というように考えている旨述べておられます。これに対し、ウェッブ上院議員から、沖縄の問題は継続的に関わってきているけれども、日本政府ともよく連携していきたいというように発言があったと承知しております。
 今ほど申し上げましたように、玄葉外務大臣からも明らかにしているとおり、日米両政府で合意している辺野古における代替施設の建設というのは、現在の計画が日米間で引き続き唯一の有効な進め方だという考え方には変わりはございません。

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