平成22年9月
8月18日(水曜日),19日(木曜日)の2日間,「子ども見学デー」~「外務省を歩いてみよう!」と題して,小学1年生から中学3年生のみなさんに,外務省の建物の中を歩きながら,外務省はどのような仕事をしているのかを知ってもらうための外務省見学ツアーを行いました。2日間にわたり,午前10時,11時,午後2時及び3時の4回,合計8回で,各30名,40~50分程度のツアーでした。定員240人に対し,約450人の応募をいただき,厳正な抽選により321名が当選されました。当日には,258人の小・中学生と保護者のみなさんが参加しました。
たくさんの応募ありがとうございました。
当日の様子を紹介します。
見学ツアーは,外務省中央庁舎1階のロビーから始まりました。
ロビーに飾ってある岡田外務大臣の外国訪問を写した「写真パネル」を見ながら,外務大臣や外務省の仕事,職員数や大使館数などを説明しました。また,世界中で働く外務省の職員の中には,尊い命を犠牲にされた人もいて,その人たちをしのぶ「顕彰の像」や,世界における日本の窓口である外務省にふさわしく,日本の心を再認識し,日本文化に誇りを持てるよう,現代的な枯山水の様式で造られた「中庭」を見学しました。
次に「日本APEC準備事務局」を見学しました。
「APEC(エイペック)」とは,「アジア太平洋経済協力」といって,太平洋に面した21の国と地域が,毎年会議を開いて主に経済や貿易のことについて話し合っています。今年は,日本が議長となり,日本全国のさまざまな都市でAPEC関連会合が行われ,11月には,横浜で首脳会議が開催されます。
続いて,「国際大会議室」を見学しました。
外務省の重要な仕事の一つとして,外国の人たちと話し合いを行い,重要なことを決める交渉を行いますが,その際,国際会議室が使われることがあります。外国人同士で会議を行う時,会議に参加する人はイヤフォンで外国語から母国語ないし自分が理解する言語に翻訳された音声を聞いて議論しているのです。通訳をする人は,後方のガラス張りの部屋にいて,会議の進行を確認しながら,主に同時通訳をしています。
最後に見学したのは,「記者会見室」。
ここで外務大臣や副大臣などが記者会見を行います。この部屋や外務省のことについて兒玉(こだま)外務報道官から(18日10時の回のみ側嶋(そばしま)副報道官から)説明がありました。
そして,世界地図の前で記念撮影を行いました。
記者会見の時,後方にある世界地図や日本の国旗が写っていますので,ニュースや新聞を見る時,確認してみてください。
「子ども見学デー」の期間中,外務省中央庁舎前にてスタンプラリーも実施しました。
猛暑の中,たくさんの方々にお越しいただき,誠に有難うございました。