- 23日、日本国政府及びオーストラリア政府は、国連事務局に対し「2010年NPT運用検討会議に向けた実践的核軍縮及び不拡散措置の新しいパッケージ」を5月のNPT運用検討会議の作業文書として提出します。
- このパッケージは2月21日の日豪外相会談（於：パース）で発出した日豪外相共同ステートメント「核兵器のない世界に向けて」において、両外相が追求していくことを確認したものです。これは、「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会（ICNND）」の報告書を参考にしつつ、両国政府が検討を行ってきた結果です。今後は他のパートナー国とも協議を行いつつ、このパッケージがNPT運用検討会議の最終文書に反映されるよう全力を尽くしていきます。
- 我が国政府は、安全保障政策における核兵器の役割を低減させることを含め、長期的目標である「核兵器のない世界」を実現するために、国際社会が具体的に今何をすべきかにつき関係国と真剣に議論していきます。
- その第一歩として、5月のNPT運用検討会議が、このパッケージを真剣に受けとめ、NPTの3つの柱である核軍縮、核不拡散及び原子力の平和的利用のそれぞれの分野において、前向きな合意を達成できるよう、我が国としてリーダーシップを発揮していきます。
岡田外務大臣談話
日豪両政府による「2010年NPT運用検討会議に向けた実践的核軍縮及び不拡散措置の新しいパッケージ」の提出
平成22年3月23日
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