
外務報道官談話
ミャンマー情勢(政治犯の釈放)
平成21年2月22日
- 20日(金曜日)、ミャンマー政府が6,313名の受刑者の釈放を発表し、21日から釈放を実施しており、この中には少なくとも政治犯十数名が含まれていると承知しているところ、我が国としては、全体像の把握には暫く時間がかかるものの、これらの動きをミャンマー政府の前向きな動きとして評価します。
- 我が国は、ミャンマー政府が、今後とも政治犯釈放の動きを更に推進するとともに、すべての関係者が参加する形で民主化プロセスを進めることを期待します。
(参考)
- 20日夜のミャンマー国営テレビニュース報道 政府は、21日付で、行いを正し、規律に服する受刑者6,313名に対し、人道的見地から、また、受刑者たちの家族に対する同情を示す観点から、その刑期を終了させ釈放する。これにより、彼らは、自己、地域、国家の利益に貢献できるようになり、他の国民とともに、2010年に開催される公正な総選挙に参加できることとなろう。
- 現時点(22日午後)までに、少なくとも、国民民主連盟(NLD)党員4名(内1名は1990年総選挙で当選した国会議員)、ラカイン民主連盟(ALD)党員1名、学生活動家1名、反政府活動を行った僧侶7名等の釈放が確認されている。