談話・コメント

外務報道官談話

ソマリアにおける自爆テロ事件の発生について

平成20年10月30日
  1. 我が国は、29日(水曜日)、ソマリア北部のハルゲイサ及び北東部のボサッソにおいて発生した自爆テロを強く非難する。この事件で亡くなられた方々及び御遺族に追悼の意を表し、負傷した方々に心からお見舞いを申し上げる。
  2. 我が国政府は、あらゆる形態、目的のテロを非難し、いかなるテロ行為も正当化し得ないことをあらためて強調する。
  3. 我が国は、ソマリアの平和と安定が、「アフリカの角」地域の安定及び国際テロ対策の観点から重要であるとの認識の下、引き続きソマリア和平の実現に向けて国際社会とともに協力していく考えである。

(参考)

(1)29日(水曜日)、ソマリア北部のハルゲイサ及び北東部のボサッソにおいて複数件の自爆テロ事件が発生し、報道等によると少なくとも28人が死亡した模様。今のところ、犯行声明は出されていない。

(2)ハルゲイサでは、国連開発計画(UNDP)事務所、エチオピア領事館及びソマリランド「大統領」官邸、ボサッソではテロ対策部隊の事務所2カ所が、いずれも自動車を用いた自爆テロ攻撃を受けた。

(3)これまでのところ、死亡者及び負傷者の中に日本人は含まれていない。

(4)ソマリアは1991年以降無政府状態が続いていたが、2004年にケニアのナイロビにて暫定連邦政府(TFG)が成立した。現在、ナイロビにて、政府間開発機構(IGAD)臨時サミットが開催され、和平に向けたロードマップについて話し合われている。

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