談話・コメント

外務報道官談話

パキスタン・イスラマバードにおける自爆テロ事件について

平成20年9月21日
  1. 9月20日(土曜日)(現地時間)、パキスタンの首都イスラマバードのマリオット・ホテル前において自爆テロ事件が発生し、多くの死傷者が生じたことに、わが国政府は強い衝撃を受けている。亡くなられた方々及びその御遺族に哀悼の意を表するとともに、負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げる。
  2. わが国政府は今回の卑劣な犯行を断固として非難する。わが国政府は、パキスタンが多大な犠牲を払いながらも、テロとの闘いに取り組んできていることに敬意を表し、そのようなパキスタンを支援してきた。
  3. わが国政府は、今回のテロに屈しないとの決意を表明したザルダリ大統領及びパキスタン政府を引き続き支援していく考えである。

(参考)事実関係

(1)20日(土曜日)午後8時(日本時間同日午後11時)、イスラマバード中心部のマリオット・ホテルのゲート前で爆弾を積載したトラックが爆発し、外国人を含む40名以上が死亡、257名が負傷した。負傷者にはサウジアラビア人2名、米国人3名、ドイツ人4名、英国人2名、レバノン人1名、リビア人1名及びデンマーク人1名等が含まれる模様。同ホテル内の日本料理店にいた邦人2名が、軽傷を負ったとの報道がある。(氏名等は不詳、現在確認中。)

(2)犯行声明等は出ておらず、犯行グループ等背景は不明。ザルダリ大統領は、現地時間21日(日曜日)午前2時(日本時間同日午前5時)から国民に向け演説を行い、「テロに屈せず民主主義及び政治的な力を自分(同大統領)の元に結集してもらいたい、我々はパキスタン国家のために亡くなった方々とともにある」旨訴えた。

このページのトップへ戻る
外務報道官談話 | 平成20年談話 | 目次へ戻る