談話・コメント

外務報道官談話

シリア・レバノン間の大使レベルの外交関係の開設について

平成20年8月15日
  1. 我が国は、13日(水曜日)、バッシャール・シリア大統領とスレイマン・レバノン大統領との会談の結果、シリア・レバノン両国が大使レベルの外交関係を開設することに合意したことを歓迎する。
  2. 我が国は、新大統領の選出、挙国一致内閣の樹立等最近レバノンの安定に向け前向きな動きが見られることを歓迎している。今般の両国の合意が、レバノンと地域全体の平和と安定に資することを期待する。

(参考)シリア・レバノン関係

 シリアは、シリアとレバノンは共に「歴史的シリア」に属し、特別な関係にあるとして、これまで相互に大使館を設置しなかった。レバノンは内政・外交面でシリアの強い影響下にあったが、国際的な対シリア圧力の強化、及びハリーリ元首相暗殺事件を契機に、2005年4月、シリア軍がレバノンから撤退するなど、シリアの影響力が縮小。本年7月にパリで開催された地中海連合首脳会議において、両国大統領が会談し、相互に大使館を開設するなど正常な外交関係の構築に合意した。

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