談話・コメント

外務報道官談話

キクウェテ・タンザニア大統領のアフリカ連合(AU)議長就任について

平成20年2月1日
  1. 我が国は、ジョカヤ・ムリショ・キクウェテ・タンザニア大統領が、1月31日(木曜日)より開催されている第10回AU総会(首脳会合)において、新AU議長に選出されたことに祝意を表する。
  2. 安定した民主主義国として、地域の平和と安定に積極的に貢献してきた同国を中心として、AUがアフリカの平和と繁栄のために今後一層の指導力を発揮することを期待する。
  3. 我が国は、本年に開催する第四回アフリカ開発会議(TICAD IV)及び北海道洞爺湖サミットの双方においてアフリカの開発が主要な議題の一つとなることも念頭に、今後ともAUと緊密に協力しながら、アフリカにおける平和の定着やアフリカの開発を積極的に支援するとともに、国際社会の諸問題の解決に向け、アフリカとの協力関係を深めていく考えである。

(参考)

(1)アフリカ連合(AU)は、前身のアフリカ統一機構(OAU)が発展改組して、2002年に発足。アフリカの53の国と地域が加盟する世界最大の地域機関(我が国未承認の「サハラ・アラブ民主共和国」を含む。モロッコは非加盟)。発足以降、アフリカの地域協力・統合の中核的役割を担ってきており、特に、アフリカの紛争問題に関して非常に重要な役割を果たしてきている。

(2)AU総会は、AUの最高機関(首脳会議)であり、2005年から年2回開催となった(前回の総会は2007年8月にガーナの首都アクラにて開催)。現在開催中(~2月2日まで)の今次総会には、森政府代表(元総理)が特別賓客として参加中。

(3)これまで、ムベキ・南ア大統領(2002年7月~2003年7月)、シサノ・モザンビーク大統領(2003年7月~2004年7月)、オバサンジョ・ナイジェリア大統領(2004年7月~2006年1月)、サス・ンゲソ・コンゴ共和国大統領(2006年1月~2007年1月)、クフォー・ガーナ大統領(2007年1月~2008年1月)が議長を務めた。

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