平成18年9月20日
(参考)
2003年5月に小泉総理がサウジアラビア及びエジプトを訪問した際に、我が国とアラブ諸国の対話を深め、今後の協力のあり方を模索する非公式な方途として設立。我が国、サウジアラビア、エジプトによって構成され、これまで2003年9月(東京)、2004年3月(アレキサンドリア(エジプト))、2005年1月(リヤド)、2006年5月(東京)の4回を実施。
2003年5月に小泉総理がサウジアラビア及びエジプトを訪問した際に、イスラム世界との相互理解増進と安定した関係の構築・維持に合意されたことを受けて、我が国と中東・北アフリカ諸国との文化交流・対話を促進するために実施。各国において要人、学者、文化人、宗教関係者等とも意見交換等を実施。第1回ミッションは、2003年9-10月にかけてサウジアラビア、イラン、シリア、エジプト、第2回ミッションは2004年9月にヨルダン、イラン、第3回ミッションは2005年9月にトルコ、サウジアラビア、チュニジアをそれぞれ訪問。
日本及びイスラム諸国有識者間対話を目的に第1回会合を2002年3月にバーレーン政府と共催で同国にて開催し、多くのアラブ諸国が参加。また、2003年10月には東京で、2004年11月にはテヘランで、2006年1月にはチュニジアで開催し、アラブ諸国のみならず、東南アジアのイスラム諸国からも有識者が参加。
2005年7月、国際交流基金、総合研究開発機構(NIRA)、国連大学(当省後援)の共催により、東京にてセン・ハーバード大学教授(全体議長)をはじめとする主要地域13ヶ国からの有識者の出席の下、特定の宗教グループや民族を対象とせず、政治、経済、文化等の幅広い分野において議論するために開催されたフォーラム。「グローバル化する世界における正義・公正・平等のためのパートナーシップ」、「潜在能力の拡大としての開発:正義・自由・福祉へのさまざまな道」、「グローバル化時代の芸術」の三つのテーマの下で個別セッションを実施した。我が国は本フォーラムの実施を通じ21世紀の新たな文明形成に向けて、強いリーダーシップを内外に示した。