談話・コメント

外務報道官談話

「核テロリズムに対抗するためのグローバル・イニシアティブ」について

平成18年7月15日

  1. 我が国は、7月15日(土)、サンクト・ペテルブルグで米露両首脳より発表された「核テロリズムに対抗するためのグローバル・イニシアティブ」を歓迎する。
  2. このイニシアティブは、核テロ対策の強化に向けて国際社会が一致団結して取り組むとの姿勢を示す上でも有意義なものと評価している。
  3. 我が国としては、本イニシアティブに如何に貢献できるかという観点から、今後積極的に議論に参加していく考えである。

(参考)本イニシアティブには、以下を含む活動が含まれている。
(1)核物質を含む放射性物質の計量管理、防護措置の改善、及び原子力施設のセキュリティ改善。
(2)核物質等の不法移転又は他の不法な活動の探知と防止、特にテロリストによる取得と使用の防止措置。
(3)核テロリズムに対する対応と発生後の緩和措置。
(4)核テロリズムに対抗するための技術的手段の開発のための協力。
(5)核物質の取得及び使用を追求するテロリストに安住の地を与えないための法的措置の整備。
(6)テロリスト及びテロ活動を助長する者を訴追し、確実に処罰を実施するための国内法の強化。核テロリズム防止条約、改正核物質防護条約、海洋航行不法行為防止条約、安保理決議1373及び1540の実施。
(7)多国間共同訓練、専門家会合の実施及び支援の提供。

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