談話・コメント

外務報道官談話

エジプトのダハブで発生した連続爆発事件について

平成18年4月25日

  1. 4月24日(月曜日)夜(現地時間)、エジプトのシナイ半島の観光地であるダハブで発生した連続爆発事件により、多くの民間人の死傷者が生じたことに強い衝撃を受けた。この事件で亡くなられた方々およびそのご遺族に哀悼の意を表するとともに、多数の負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げる。
  2. テロはいかなる理由においても正当化できず、わが国は、多くの罪のない人々を犠牲にする残虐なテロ行為を断固として非難する。

(参考)

  1. 4月24日19時15分(日本時間25日02時15分)頃、エジプト東部のシナイ半島南部の町ダハブにおいて3件の爆破事件が発生し、多数の死傷者が出ている模様。
    (注)ダハブはアカバ湾に面するリゾート地。(シナイ半島南部のシャルム・エル・シェイクから北方へ約100キロメートルに位置。)
  2. 報道等によれば、これまでに判明している事件の概要以下のとおり。(死傷者数については種々の報道あり。)

    (1)アルジャジーラが伝えるところでは警察関係者によれば、死者30名、負傷者150名。

    (2)CNNが伝えるところでは、内閣報道官によれば死者10名、うち4名が外国人、負傷者62名。

    (3)今次爆破は自爆テロではなく、2件のカフェテリアおよび1件のスーパーマーケットに置かれた爆発物が爆破。爆破の時間的間隔は数分であった模様。

    (4)現在のところ犯行声明は出されていない。

  3. 現在、在エジプト日本大使館より現地当局、病院およびホテル等に対し、日本人の被害の有無につき鋭意確認中。
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