談話・コメント

外務報道官談話

サウジアラビア・マッカにおける巡礼者の圧死事故について

平成18年1月13日

  1. 1月12日(木曜日)、サウジアラビアのマッカ郊外の事故で多数のイスラム教徒巡礼者の尊い命が失われたことに、深い悲しみを覚える。
  2. わが国政府として、今回の事故で亡くなられた方々とご遺族の方々に対して心から哀悼の意を表明する。また、負傷された方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早いご回復を祈念する。

(参考)

(1)サウジアラビア内務省によれば、少なくとも345人が死亡、多数が負傷した。12日は本年の巡礼の最終日で、世界各地からイスラム教徒巡礼者2百万人以上がマッカに集まり、ハッジ(巡礼)が行われていた。

(2)サウジアラビアでは、2004年2月にも巡礼中の石投げ儀式の際に巡礼者が殺到したため約250名が圧死した事故が発生、また、1990年には1426人が死亡する事故が発生した。今回の犠牲者の多くは南アジアや東南アジアからの巡礼者である模様。

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