談話・コメント

外務報道官談話

イラクの憲法草案に対する国民投票について

平成17年10月16日

  1. 10月15日(土曜日)、イラクで憲法草案に対する国民投票が大きな混乱なく行われた。わが国は、これを政治プロセスの進展に向けた重要な一歩として歓迎する。
  2. 治安上の問題など種々の困難にもかかわらず国民投票の実施にこぎつけたイラク移行政府の努力、投票所に足を運んだイラク国民に敬意を表する。投票の実施に協力した国連の努力も評価する。
  3. わが国は、宗派や民族を超えた協調の下、イラク人による国づくりがすすんでいくことを期待し、そのような国づくりを国際社会とともに引き続き積極的に支援していく。

(参考)

(1)投票者の過半数が承認し、かつ、3県以上の県で3分の2を上回る投票者が拒否しない場合、憲法草案は採択される。イラク選挙監理委員会(IECI)によれば、暫定結果は早くて翌日、正式結果はさらにその数日後に判明する見通し。

(2)わが国は、イラクの憲法起草作業を支援するために、本年6月ハサニー国民議会議長を始めとする同議会議員等14名を日本に招聘し、憲法制定支援セミナーを実施した。

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