談話・コメント

外務報道官談話

「知床」の世界遺産一覧表への記載決定について

平成17年7月15日

  1. 7月14日、南アフリカのダーバンで開催されている第29回世界遺産委員会において、「知床」が人類全体の財産として、世界遺産一覧表に記載されることが決定したことは、誠に喜ばしい限りである。これは、わが国で13番目の世界遺産であり、自然遺産としては、「屋久島」、「白神山地」に次いで3番目のものである。
  2. 世界遺産の保護は文化の多様性を保護するために重要と考えられてきているところであるが、世界遺産はその登録が最終的な目的ではなく、将来にわたって保全し、持続的に活用していくことが重要であると考えている。
  3. わが国政府は、今回の世界遺産一覧表への記載を契機として、地元団体や地元関係者との協力のもとに、人類の共通の遺産である「知床」の自然遺産の保護に一層努めていく所存である。
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