経済

WTOドーハ・ラウンド
(ルール交渉議長作業文書の発出)

平成20年5月29日

  1. 28日(ジュネーブ時間)、WTOドーハ・ラウンドの一部を成すルール交渉につき、ヴァイエス・ルール交渉議長により、昨年11月の議長テキスト案に関するこれまでの議論を踏まえた新たな作業文書が発出された。
  2. 我が国は、昨年11月の議長テキストがバランスを欠くものであり、アンチ・ダンピングや漁業補助金に関する我が国の主張に照らし問題を含むものであったことから、バランスを回復した改訂テキストの早期発出を強く求めてきたところである。
  3. 今回の作業文書において、我が国の主張を含め関係国の反応が列挙されているが、こうした議長の試みと我が国の立場との間には依然として隔たりがあり、失望を禁じ得ない。
  4. 議長自身が、今後、テキストを改訂する堅い意志を有していると述べており、我が国としては、かかる改訂の早期実現に向け今後のルール交渉の中で、我が国の立場を踏まえ引き続き真剣に取り組んで参りたい。

【参考】ルール議長作業文書(5月28日発出)のポイント

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