
安定化と復興における協力と今後の行動に関するG8宣言(仮訳〔骨子〕)
国際社会は、紛争から持続可能な平和に移行する脆弱な国家と国民を、強力な安定化と復興の援助により支援する用意が出来ていなければならない。国連は国際的な安定化と復興努力において主要な役割を果たすものであり、平和構築委員会を設立する等の努力を行っている。地域機関や国家も努力を続けている。
G8諸国も、アフリカに特に重点を置いて安定化と復興分野での不足を補うべく努力して、成果を挙げてきたが、真の成功を収めるためには、国連の能力を強化する一貫したグローバルなアプローチが必要。G8首脳は、他の重要なパートナーと共に、以下の措置へのコミットを通じ、より調整されたアプローチを確立することにコミットする。
安定化と復興における協調を向上させる措置
G8専門家及び国連等の代表は国連総会終了後、2006年中の可能な限り早い時期に会合し、下記の措置の実現可能性を議論する。
1.平和支援活動
- 平和支援活動のための世界的な能力を強化するとの従前のコミットメントを支持する。
2.紛争予防
- 危機的な状況にある国家をどう評価するかにつき定期的に情報交換する。
3.調整
4.能力又は能力の不足の認識
- 事前に特定され、また、対処策が必要な能力の不足を事前に特定できるよう、諸機関及び各国の能力に関する定期的な協議を行う。
5.資源の事前配置
- 国連の迅速かつ効率的な対応を促進するため、新たな平和維持・平和支援活動を設立する際に、予め利用可能な資源を確保するために国連における改革の追求にコミットする。
6.地域機関の強化
- 地域機関の紛争予防・紛争対処能力を発展させる支援にコミットする。
7.相互運用性