G7 / G8

アフガニスタン及び地域的側面に関するG8非公式会合

平成21年6月26日

1.会議の概要

(1)名称:「アフガニスタン及び地域的側面に関するG8非公式会合」

(2)開催日:平成21年6月26日(金曜日)

(3)場所:トリエステ(イタリア)

(4)主催:イタリア

(5)参加国:28の国及び国際機関(G8からの出席者、スパンタ・アフガニスタン外相、クレーシ・パキスタン外相、潘基文国連事務総長、カイ・アイダ国連事務総長特別代表(アフガニスタン国連支援ミッション代表)に加え、印、アラブ首長国連邦、エジプト、中央アジア諸国等からハイレベルが出席。イランは出席せず。)

(6)目的:アフガニスタン及びパキスタンの持続可能な安定及び恒久的な繁栄を促進するため、関係諸国・機関の参加を得て、より広い地域的文脈から、アフガニスタン・パキスタン国境の管理、違法なトラフィッキングを中心に、今後の取り組むべき課題につき議論する。

2.議論の概要

(1)全体

 各国代表より、アフガニスタン、パキスタン及び地域における、治安、麻薬等の課題に触れ、アフガニスタン・パキスタンの国境管理、経済開発等に対する地域的取組みの重要性を指摘しつつ、自国の取組が紹介された。潘基文国連事務総長は、国際社会及関係諸国はアフガニスタン、パキスタン及び地域に対する責任を共有している旨述べ、引き続き両国に対する政治的・経済的支援を行うよう促した。スパンタ・アフガニスタン外相からは、麻薬問題に対する同国政府のコミットメントが、クレーシ・パキスタン外相よりは、アフガニスタンの平和と安定がパキスタンの重要な利益であることが表明された。

(2)我が国の対応

 中曽根外務大臣からは、以下のメッセージを発出した。

(イ)アフガニスタン、パキスタン両国の安定的な発展の基盤の構築は、国境管理等の分野における近隣周辺国の協力なしにはなしえないもの。

(ロ)我が国は、アフガニスタン、パキスタンに加え、インド、イラン、中央アジアを含む地域の潜在的可能性に着目し、地域の交通ネットワーク等のインフラ整備を通じ、地域の経済活性化に積極的に貢献。

(ハ)4月に東京で開催されたパキスタン支援国会合及びアフガニスタンに関する累次の国際会議にて示された支援が着実に実施されることが重要。

(ニ)我が国としては、アフガニスタン、パキスタン両国へのこれまでの支援を基礎とし、インフラ、農業、教育、職業訓練等様々な分野で最大限の支援を実施していく考え。

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