平成21年4月25日
G8外相は、スリランカ北部における多数の一般市民の死傷者及び悪化しつつある人道状況に対し深い懸念を表明する。
継続中の戦闘に依然として巻き込まれ、極めて危険な状況におかれている一般市民の深刻な状況は、我々にとって最大の懸念となっている。国連の推計によれば数万人の一般市民が戦闘地域に留められている。我々は、負傷した市民が安全な場所に移動することが出来ずにいるとの報告につき深く憂慮している。LTTEが一般市民を人間の盾として使用すること、一般市民の殺害及びあらゆるテロリズムを強く非難し、全ての関係者に、更なる一般市民の犠牲を防ぐために必要な全ての行動をとることを呼びかける。我々は安全地帯に国連人道チームを派遣するとの国連事務総長の決定を支持する。
今こそ戦闘を終了する時である。我々は戦闘を終焉させるための、全ての国際的な取組を支持するとともに、スリランカの状況を注視していく。