G7 / G8

G8外相会合議長声明
北朝鮮部分(抜粋仮訳)

平成24年4月12日

北朝鮮

 外相は,幅広い問題に関する北朝鮮の態度に対する懸念を改めて表明し,北朝鮮が最近表明した4月にミサイルを発射するという計画について遺憾の意を表明した。外相は,そのような発射は国連安保理決議第1718号及び同第1874号の重大な違反に当たるとの強い見解を共有する。外相は,北朝鮮に対して発射を行わないよう要求する。

 外相は,国連安保理決議違反に当たる,北朝鮮のウラン濃縮計画,弾道ミサイル計画及び継続的な武器の拡散行為に対する非難を改めて表明した。彼らは,北朝鮮に対し,すべての核兵器及び既存の核・弾道ミサイル計画を完全な,検証可能な,かつ不可逆的な方法で放棄するよう要請した。

 また彼らは,北朝鮮に対し,NPTとIAEAの保障措置上の義務の完全な遵守に戻ること,2005年の六者会合共同声明及び関連する国連安全保障理事会決議の下のコミットメントを履行するため,IAEAにより要求され必要とみなされる個人,文書/機材,施設へのアクセスをIAEAに提供すること,非核化に向けた具体的かつ不可逆的な措置をとることを要請した。

 外相は,北朝鮮における人権侵害に対する懸念を表明し,南北関係の改善の重要性を強調し,拉致問題や離散家族の再会を含む人道問題に対処する必要性を強調した。

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