9月25日午後4時50分頃(米国東部時間),玄葉外務大臣は,ニューヨーク・国連本部で開催された「平和構築ハイレベル会合」に出席したところ,概要は以下の通りです。
- 今回の会合は,平和構築の重要性と平和構築に対する支持をハイレベルで再確認するために,国連平和構築委員会(PBC)の本年の議長国であるバングラデシュのシェイク・ハシナ首相が議長を務め,PBC参加国等約75カ国,潘基文国連事務総長を含む関連国際機関の代表者等が出席しました。
- 玄葉大臣は,演説の中で平和構築分野における我が国の取組として,これまでにPBCの議長国を務めたこと,平和構築基金(PBF)への主要な拠出国であること等の貢献の他,PKOへの貢献や政府開発援助(ODA)を用いたアフガニスタンや南スーダンに対する我が国の復興・開発支援等を紹介し,今後とも我が国が平和構築分野に積極的に関与・貢献していく立場を表明しました。また玄葉大臣は,平和構築にあたっては,人間の安全保障の観点が重要であること,国際社会による統合的な支援のためPBCが主導的役割を果たしていくべきとの考えを述べました。(大臣ステートメント:和文,英語仮訳)
- 会合では我が国の他,英国,豪州,ノルウェー,デンマーク等の主要な貢献国の他,リベリア,ギニア等,PBCが現在支援する国など,欧州・アジア・アフリカ等の国々の首脳・閣僚が発言し,平和構築の重要性と平和構築への支持を再確認する宣言を発出して閉幕しました。