経済

OECD次期事務総長選出:協議プロセス第2ラウンドの結果について

平成17年11月8日
  1. 11月8日(フランス時間)に開かれたOECD首席代表者会議において、議長(ヤギ・スイス代表部大使)より次期事務総長選出に関する協議プロセスの第2ラウンドの結果の報告があった。
  2. その結果、ポーランドのマレック・ベルカ候補及びメキシコのアンヘル・グリア候補が次の協議段階に進むこととなった。我が国の竹内候補は最終的なコンセンサス形成を促進するために、立候補を辞退することを決定した。
  3. 11月21日の週に行われる予定の第3ラウンドにおいて、各加盟国は選好する候補者1名を通告することが求められている。

(参考)

  1. 議長報告の主要ポイント
    • 協議プロセス第2ラウンドの結果、マレック・ベルカ候補とアンヘル・グリア候補が最も高い支持を得た。
    • 竹内候補は一定の尊敬に値するレベルの支持は得たが、最終的なコンセンサス形成を促進するために立候補を取り下げることを決めた。竹内候補の示したOECDの将来の役割、優先事項、課題に関する明確な見解と、OECD改革の議論に対する貢献を評価。
    • 協議プロセスの第3ラウンドを11月21日の週に行うことを提案する。同プロセスでは、各加盟国が選好する候補者1名を通告することを求める。協議プロセスの第2ラウンドで得られた情報は、第3ラウンドでは使用されない。
  2. OECD次期事務総長選出プロセス

    7月15日  加盟国からの候補者受付期限
    10月3~4日  OECD首席代表者会議における各候補者に対するヒアリング
    10月17~18日  協議プロセス第1ラウンド
    11月3日  協議プロセス第2ラウンド
    11月21日の週  協議プロセス第3ラウンド
    12月1日までにコンセンサスにて次期事務総長を決定

  3. 候補者

    マレック・ベルカ(ポーランド 前首相)
    アンヘル・グリア(メキシコ 元財務大臣、元外務大臣)
    竹内佐和子  → 第2ラウンドで辞退
      アラン・フェルズ(オーストラリア 豪・NZ行政大学院学長)  → 第1ラウンドで辞退
      韓昇洙(韓国 元外交通商部長官、元国連総会議長)  → 第1ラウンドで辞退
      アラン・マドラン(フランス 元経済財政大臣)  → 第1ラウンドで辞退

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