
グリーン成長に関する宣言(骨子)
平成21年6月25日
1.閣僚は以下を宣言する。
- 危機及び危機後への我々の対応の一部としてグリーン成長戦略を追求する。
- 行動を変化させ民間部門の適切な対応を引き出すため、市場を基盤とした手法を含む効率的かつ効果的な気候変動のポリシー・ミックスを活用する努力を更に進める。
- 化石燃料の消費・生産或いは天然資源の持続不可能な使用に対する補助金等のような環境に有害な政策をとらないように取り組む。
2.次の点において国際協力を強化する。
- グリーンITを含むクリーン技術の開発、市場メカニズム促進、気候変動と生物多様性の喪失に対抗する途上国支援の拡大等における国際協力の努力の必要性を確認。
- 年末の国連気候変動会議において、野心的、効果的、効率的、包括的、公平な国際合意に達するべく全ての努力を行う。
- グリーン成長を促す環境物品及びサービス貿易自由化の重要性を認識。
- 途上国のグリーン成長を支援するため、国際開発協力に特別の努力が必要。その関係で、DACの役割を評価。
3.閣僚はOECDに以下の作業を委託する。
- 「グリーン成長戦略」を策定する。OECDのイノベーション戦略、2030年環境アウトルック、気候変動の経済学、国連気候変動会議、IEAのインプット等を考慮しつつ、OECD加盟国及び非加盟国におけるグリーン成長措置を分析する。来年の閣僚理に中間報告を行う。
4.非加盟国、民間部門、市民社会及びその他の国際機関に、本宣言に従いOECDと密接に協力するよう要請する。